湿気が少なく空気が乾燥した秋から冬の季節は、畳を丁寧に掃除するベストシ ーズンですね。
畳は湿気を嫌うので、普段の掃除はサッサっと掃除機をかける程度で十分だと思います。
しかしながら年に数回は、しっかり拭き掃除をしたいものですね。
そんなときに活躍するのが酢水です。
我が家ではお酢を水で薄め、畳を拭いて掃除しています。
汚れもよく落ちますし、お酢は除菌効果や黄ばみをとるのに有効で気分的にもサッパリしますよ。
それでは畳掃除のポイントを交えながら、手順をお話していきますね。
拭き掃除をする前におまかなホコリを取り除く
①フローリングモップをかけ、積もったハウスダストをあらかじめ拭き取る。
②掃除機をかける。このときに気を付けることは、「畳の目に沿ってかける」
畳を拭く前の準備作業
①バケツを用意し、お酢を入れて水で5~10倍程度に薄める。お酢は穀物酢を使っています。このとき、匂いがほのかに漂う程度がいい。
お酢の匂いは掃除後数時間で揮発してなくなるので、大丈夫ですよ。
②面倒なようですが、雑巾を2枚用意する。バケツの酢水をつけて固く絞った雑巾と、乾いたままの拭き取り用の雑巾です。
このとき、濡らす方の雑巾にはマイクロファイバー素材のものを使っています。
マイクロファイバーは髪の毛よりもずっと細い繊維です。
この雑巾はタオルで取れない汚れも、繊細に取り去ってくれるんです。
一方向に拭けばホコリも残らないんですよ。
マイクロファイバー雑巾を知ってからというもの、その使い勝手の良さに惚れてしまい、手放せなくなりました。
もう1枚の乾拭き用雑巾は、木綿の古タオルなどでもいいですし、マイクロファイバー雑巾でもOKです。
畳を拭く
①酢水をつけて固く絞った雑巾で、畳の目に沿って拭いていく。畳の目が傷つかないように配慮しています。
②酢水で拭いたら、乾いた雑巾で素早く乾拭きする。
ここがポイントです。
畳は湿気や水気を嫌うので、水気をしっかり拭き取るように乾拭きにはかなり力を込める。
なかなかの重労働ですよ。
③畳の縁など、掃除機ではなかなか届きにくいところの細かい部分をきっちり拭き取る。
意外にもかなり汚れていますよ。
掃除機にも限界があるんですね。
細やかな掃除は、やはり手でするのが一番ということでしょうかね。
④端の畳寄もホコリがたまりやすいところ、私は酢水拭きと乾拭きをしていますが、デリケートな材質なら、乾拭きだけにとどめてくださいね。
⑤全部の畳が拭き終わったら半日ほど窓を開け、風を通して完全に乾かす。
このとき、窓を2箇所開け、入り口と出口を設けて風の通り道を作ることで、より換気ができますよ。
でも風が強い日には、せっかく掃除したのに砂ボコりが入ってしまうので注意してくださいね。
畳の掃除はお酢で大丈夫のまとめ
我が家で畳のある部屋は6畳間1つだけなのですが、畳6枚分を精魂込めて拭きあげると、真冬でもうっすら汗をかく運動量です。
やっぱり手でしっかり拭くと「掃除したなぁ~」という達成感がありますね。
また普段、掃除機からの目線では気が付かない‘細かいホコリや汚れ’もよく見えますよ。
畳の汚れには、お酢を使って丹念に拭いてみてはいかがでしょう。
余談になりますが、我が家では畳掃除や床掃除に取りかかりやすくするために、「畳や床にできる限り物を置かない」といったルールを決めております。
このルールを守ると、意外にも掃除に取りかかりやすくなりますよ。
物があっても掃除の前にパパッと片づけて何もない状態にすると、不思議にも「よ~し今から拭くぞ、やるぞ!」という気持ちに切り替わりますよ(笑)